私たちの生活の豊かさや安全を守るために、道路交通法は日々、色々な改訂や決定がなされています。
法律が決まるのと施行日が離れていることも多いため、いつ、どんな変更があったかをタイムリーに知らないこともあるかもしれませんね。
今回は、2023年に施行された道路交通法について、一部ご紹介いたします。
①レベル4の自動運転の運行解禁
自動運転のレベルは現在、1~5まであります。レベル1は、車線維持走行やブレーキを自動で行う運転支援。
皆様の中にも、渋滞の疲労を軽減するためにこの機能をお使いの方もいらっしゃるかもしれません。
対してレベル5は、完全無人の自動運転。「ミライのクルマ」という感じがしますよね。
今回解禁されたレベル4は、特定条件下での完全自動運転を指します。今回の施行では、人口減少が進む地域で
遠隔監視のもと、特定のルートを無人で走る巡回バスなどを想定しているそう。
街中で無人バスを見かけたら、用がなくても思わず乗ってしまいそう!
未来の技術だと思っていた自動運転が、すぐそこまで来ているんですね☆
②遠隔操作型小型車の道交法ルール
遠隔操作型小型車とは自動配送ロボット等のことで、無人で、遠隔操作でゆっくりと走行する小型の車です。
レストランでの配膳や空港内のご案内など、小型ロボットを目にする機会は徐々に増えてきました。
今回の施行では、公道を走行できるようになります。
その際の交通ルールは歩行者と同様。ロボットと一緒に歩ける日も近いかもしれません。
ただし、障害物にはまだまだ弱いので、通せんぼなどせず(笑)、円滑な走行に協力してあげて下さいね♪
③電動キックボードなどの取り決め
こちらは、2024年4月26日までに施行する法律のため、徐々に広まっていくルールとなります。
免許不要で16歳以上が運転可能/16歳未満は運転禁止/乗用車ヘルメットは努力義務/原則車道通行(歩行通行モードに
切り替え可能なものは自転車通行可の歩道を通行できる)/交通違反したら青切符の対象、など細かく定められています。
対象は、最高速度20km/h以下の乗り物です。十分にスピードが出ますので、ルールを守って、安全に乗りたいですね。
そのほか、法律改訂ではないですが、車検ステッカーの貼付位置の変更や、車検証の電子化も始まります。
また、2025年4月26日までには、運転免許証とマイナンバーの統合なども施行されます。
「知らなかった!」ということがないよう、ドライバーの私たちも日々アンテナを張って、新しいルールに順応していきたいですね♪