今回は、車を運転する誰もが持っている運転免許証のお話です。運転時の携帯はもちろんですが、
普段から身分証明書として利用することも多く、毎日必ずお財布に入れて持ち歩くという方がほとんどではないでしょうか。
生活に欠かせないこの運転免許証を、もっと便利に使えるようにしよう!という動きが広まっています。
2022年3月初旬には、運転免許証とマイナンバーカードの一体化に向けた道路交通法改正案が閣議決定されました。
これが実現すると、引越し等での住所変更の手続きが役所の届けと同時に済み、居住地が他府県に移った場合の
免許証の郵送対応が不要になることで、迅速化も図れるとのこと。2024年の実現に向けて動き出すようです。
また、スマートフォンと運転免許証を一体化する動きも海外で始まっています。
iPhoneでおなじみのApple社は、デジタル運転免許証を州身分証(ID)を
スマホアプリに登録できるようにしたと発表しました。
すでにアリゾナ州では正式な身分制度として使えるよう州との連携が完了し運用中。
iPhoneやApple watchの画面でID表示するだけで、物理的なIDカードのように使える機能も
搭載しており、対応した空港の保安検査場では、IDリーダーにiPhoneやApple watchをかざすだけ。
他の州でも連携を進めているそうですが、日本での実現も待ち遠しい機能ですね!
また、スマートフォンと運転免許証とは少し違いますが、免許証保有者で、1年以上無事故・無違反の方が持てる
「SDカード(Safe Driveカード)」をご存じでしょうか?
過去に違反等があったとしても、その後1年間無事故・無違反であれば発行可能なこのカードを持っていると、
全国15000店以上のお店で優遇サービスを受けられます。サービス内容は、商品の値引き、
ファミリーレストランでのドリンクバー無料、ガソリンが会員価格になるなどなど。「SDカード 優遇店検索」のキーワードで
検索が可能ですが、住んでいる地域に対象店舗が多い、日常的に利用しているお店が対象といった場合には、
一度検討してみてはいかがでしょうか。交番や免許センター等で、手数料670円で発行できます。
今回は、免許証の進化と、意外と知られていないSDカードとその活用法についてお話させていただきました。
今あるサービスと、これからどんどん増えていくサービスの内容をきちんと知り、より便利に、よりお得に利用していきたいですね。