車検や法定12ヶ月点検でクリアすべき点検項目のご紹介、第二回は【ブレーキ分解】です(・`д・´)」
ブレーキまわりの点検とはどういったところをチェックしているのかをご説明します☆
ブレーキには、ディスク式とドラム式があります。まずは、ブレーキパッドとブレーキシューの残量を点検していきます!
(写真:ディスク式パッド交換)
ディスク式のブレーキパッドは二枚一組でブレーキローターの両側に設置されています。
ブレーキをかけると、ブレーキパッドがブレーキローターを両側から強く挟み、パッドの摩擦によりタイヤの回転を停止させています。
新品のブレーキパッドの厚みは約10mm前後です。
★約4mm以下になれば交換時期です!
ドラム式のブレーキシューは、車輪内部のドラムにブレーキシューが装着され、ブレーキシューを内側から外側に圧着することで制御します。
ドラム式は制動力は大きくなりますが、熱を放出しやすいディスク式に比べどれだけ大気中に放出できるかが大事になります。
新品のブレーキシューの厚みは約4mm前後です。
★約1.5mm以下になれば交換しましょう!
(写真:ドラム式、旧ドラムと新ドラム)
次に、ローターやドラムがひび割れていないか、減りなどを確認していきます。
こちらも摩耗し、ひび割れていたりするとキィーキィーといった異音の原因になります。
★交換時期は10万kmとも言われていますが、もちろん使い方によっても異なってきます。
それから、キャリパーやホイールシリンダのブレーキオイルの漏れがないかや摺動部の腐食具合をチェックします☝
キャリパーはディスク式の油圧でブレーキパッドをローターに押し付ける部品。ホイールシリンダは、ドラム式のシューを広げる部品です。
これらからブレーキオイルが漏れていると、ブレーキの効きに影響が出てきます。
カップやシールで蓋をしているので、★劣化しているようであれば交換です!
ブレーキペダルの踏みしろの増加、制動力の低下となるので要注意です。
あとは、ダストの清掃や固定部設置面へのグリス塗布を行う流れです☆
ブレーキの異音や効きの悪さにはこのようなパーツのどこかに原因があります。
車検や法定12ヶ月点検では分解しすべて確認していくので、普段気付けない不調部分にも気づくことができ安心です。
年1回(貨物車は年2回)、点検をお勧め致します🌝✨